大事な資産の家をシロアリから守るための基礎知識と方法
大事な資産である住宅の資産価値を下げてしまったり、
耐震強度を著しく低下させてしまうシロアリ被害。
気候変動が激しい昨今、シロアリ被害が増えています。
ここでは、シロアリの種類や活動時期などについて紹介していきます。
また、対策についても簡単に紹介していきます。
シロアリとはどんな生物で、どんな種類がいるの?
シロアリとは昆虫の一種で、
動物学上の分類はアリではなくゴキブリ寄りに分類される生物です。
かじれるモノは何でもかじり、
木材や紙などに含まれる「セルロース」と呼ばれる物質を栄養源として生息しています。
シロアリは地球上で最も生息数が多い昆虫で、私たちの生活には多大な被害を与えますが、
自然界ではシロアリがいないと生態系が頂点から崩壊してしまうほど重要な生物なのです。
食物連鎖を底辺で支え、倒木などを土に還す「森の分解者」と呼ばれるほどです。
そんなシロアリですが、どのような種類がいるのでしょうか。
現在、日本で生息が確認されているシロアリは22種類います。
大きな分類として、土壌性シロアリと乾材シロアリに分類されます。
日本で被害を出している主な種類を以下に挙げます。
・ヤマトシロアリ(土壌性シロアリ)
北海道北部以外の日本全国に生息しています。
寒さに強く、濡れた材を好んで生息します。
被害は、イエシロアリを圧倒するほどです。
加害部に、数千~数万頭の巣を作ります。
体長は、3.5~6.0mm
活動時期は、4月~5月頃
・イエシロアリ(土壌性シロアリ)
関東以西以南に生息しています。
寒さに弱いですが、世界で最も加害力が強い種類と言われています。
昨今の地球温暖化の影響や住宅の高気密高断熱化により、日本での生息域を拡大しています。
乾いた材、濡れた材のどちらも加害します。
活発なイエシロアリの巣では、数百万頭にもなります。
土中に本巣を作り、蟻道を伸ばして分巣を作るため行動範囲は最大で半径100mほどにもなります。
体長は、3.3~6.5mm
活動時期は、6月~7月頃
・アメリカンカンザイシロアリ(乾材シロアリ)
日本全国に点在して生息しています。
僅かな水分で生育することが出来るシロアリで、
加害した木の中に直接巣を作るため蟻道や蟻土はありません。
そのため、温度変化や環境湿度に左右されることなく、安定して生育します。
体長は、6~11mm
活動時期は、7月~10月頃
アメリカンカンザイシロアリは、木材や家具の輸入により日本国内に持ち込まれてしまいました。
シロアリの点検と対策はどうすればいいの?
私たちが出来るシロアリ対策とは、点検と日頃からの対策しかありません。
どのような人や業者に点検を依頼し、日頃からどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
まず、点検についてです。
シロアリ点検は「しろあり防除施工士」や
「蟻害・腐朽検査士」の資格を持った人がいる業者に依頼しましょう。
次に私たちが日頃から気を付けることについてです。
・民間対処法の全てを信用しない
・床下を暖めないようにする
・床下や庭に木材などを置かない
・日当たり、風通しをよくしておく
・水回りに漏水がないか点検し、発見したら直ぐに修理をする
これらに共通することが、シロアリの好む環境を与えないようにするということです。
新築から住む場合には、新築で入居する段階から気を付けるようにすると効果的です。
まとめ
シロアリとはどんな生物でどんな種類がいるのか、
シロアリの対策方法についてご紹介してきました。
表面に出てくることのない生物なだけに発見や対処が難しい面もありますが、
私たちの大事な資産に多大な被害を及ぼします。
こまめに点検を受けて、適切な対処を行って大事な資産を守りましょう。
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