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ネズミ対策について②

 

ネズミの生態について

ネズミの生態に関して知っておくことで、

繁殖を抑えたり、被害を最低限に抑えることも可能です。

 

何でも食べる

ネズミは雑食性で、なんでも食べて生き延びることが出来るため、

様々な環境で生息していくことが可能となります。

家の中では人間の食べ物はもちろん、

ペットの餌や、水分補給のためには観葉植物の葉を食べることもあるのです。

昆虫ですらネズミの餌になりうるため、家の中ではゴキブリを餌にしてしまう場合もあります。

そんなネズミですが、種類によって好きな餌の傾向は違っています。

ドブネズミは肉類、クマネズミは穀物や果実、ハツカネズミは草花や小型の昆虫です。

 

高い繁殖力・短期間で増える

ネズミは、繁殖能力が高く、短期間で数が増えます。

繁殖期間も1年中なので、1個体の寿命は12年ですが、1匹あたり平均で58匹のこどもを出産します。

特にハツカネズミは『二十日ほどで生まれる[妊娠期間が短く繁殖サイクルが速い)]』ことから名前がつくぐらい、

急激に増えていくのです。

そのため、油断して放っておくと、いつの間にか取り返しのつかない事態になってしまいます!

 

温かい場所を好む

ネズミは寒さに弱く、温かい場所を好んで生息しており、

家の中に侵入してくるのも、餌を探すという目的の他に、温かい場所を求めているという目的もあるのです。

家に侵入してきたネズミは、布や紙などを集めてきて安全な場所に巣を作ります!

ネズミの種類によっても巣を作る場所に特徴があり、

ドブネズミは比較的寒さに強く、湿気が好きなため水回りに巣を作る場合が多くなります。

クマネズミは運動神経が高いため、屋根裏など高いところに巣を作る場合が多く、

身体の小さなハツカネズミは、物置などで小さなすき間を見つけては巣を作る場合が多いです。

 

夜行性・特に夜明け直前に活動する

ネズミは夜行性の動物です。

そのため、基本的には昼間の明るいうちに行動することはありません。

人が寝静まってから餌を探したりするため、夜寝る前は食べ物を放置せずにしまうようにしましょう。

特に活動が活発になるのは日没直後と明け方直前の2回となります。

夜間の間にネズミの被害が多いのもこれが原因となるため、

明るいうちに屋根裏などを歩く音が聞こえた場合は、ネズミ以外の動物が侵入している可能性もあります。

 

固いものをかじる

ネズミは、金属などを除いては、なんでもかじってしまう習性があります!

これは決して食べようとしているわけではなく、

一生伸び続けると言われるネズミの歯の性質によるものとなります。

歯があまりに伸びすぎてしまうと、口を塞いでしまい、食事もままならくなってしまうため、

固いものをかじり歯を削っているのです。

手当たり次第にかじるため、木の柱や木製の家具、石鹸なども好んでかじります。

時には電線やガス管、通信ケーブルをかじってしまい、様々なトラブルことに繋がる場合もあります。

 

隅っこを好み移動する

ネズミは部屋の中を移動する際、壁や家具の近くを通り、隅から隅へと移動するため

部屋のど真ん中でネズミを見ることはあまりありません。

ネズミの種類によって警戒心の強さも異なりますが、隅を移動するという習性は共通しているため

部屋の隅を調べればネズミがいる証拠『ラットサイン』を見つけやすいです。

ラットサイン[ネズミがいる証拠]は、ネズミの移動ルートを把握するのに役立ちます!

ネズミがどこを通るかわかることで、捕獲するための罠も設置しやすくなります。

 

尿をしながら動き回る

ネズミは走りながらおしっこをしています。

また、人間に似た刺激臭を発し、通ったあとには尿の跡がのこっています。

これがラットサイン[ネズミがいる証拠]となるのです。

先述しましたが、クマネズミは尿のみならずフンもしながら走っているため、においもあります。

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