前回に引き続き害虫駆除について
今回はシロアリとムカデの駆除・予防方法を解説したいと思います。
地下から侵入したシロアリは、巣を作りだしてから数年間は地中で生活しているので
地上で羽アリを確認出来た時には既にシロアリの被害が出ていることが多いです。
「うちはまだ大丈夫…」
と思っているかもしれませんが、要注意です。
また、ムカデは攻撃性が強く接触した瞬間に牙で咬みつき
咬まれると毒が出て咬まれた箇所が炎症を起こします。
重篤となることはほとんどありませんが、危険な害虫です。
絶対に素手では触らないでください。
害虫駆除を自分で行うには危険がつきものです。
自分で行うより多少予算はかかりますが、害虫駆除業者にお任せした方が
専門知識を持ったスタッフに業務用薬剤で対処してもらえることから
結果的にその効果も期待を持てるでしょう。
シロアリの駆除・予防について
害虫の中でシロアリも私たちの生活に身近にいて
生活を脅かす可能性の高いものでしょう。
シロアリは湿気が高い床下などを好みます。
このことから、戸建て住宅のキッチン、洗面所、トイレ、お風呂場など
水回りにあたる多湿な場所に生息していることが多いようです。
シロアリは木材などを食べることから最悪の場合
家屋に被害が生じる可能性があります。
このようなことからも、シロアリについては定期的な点検調査が必要になります。
万が一、シロアリの被害が確認された場合には適切な方法での害虫駆除が必要になるでしょう。
シロアリの害虫駆除方法は、種類によって異なってきます。
このことからも、シロアリの種類をしっかり特定したうえで
被害にあったシロアリに適した駆除方法を行い、シロアリ対策を実施することが必要になるでしょう。
シロアリ駆除には、ベイト工法というシロアリが好む薬剤入りのエサを
巣に持ち帰らせて駆除する方法があります。
使用する薬剤がごく少量で散布しない害虫駆除方法のため
おうちに小さな子供やペットがいる方にはベイト工法がおすすめです。
また、今すぐシロアリを撃退したい!という方におすすめなのが
家屋の床下などに直接薬剤を散布して駆除、予防するバリア工法という方法です。
このような害虫駆除方法を活用してシロアリを駆除、予防していきます。
ムカデの駆除・予防について
ムカデが好む場所は、ゴキブリやクモなどのエサになる昆虫がいて
湿度が高く、暗くて狭い場所。
そのため、畑、沼、森林でよく発生します。
日中は土の中、落ち葉の下、朽ちた木の中、石垣の隙間などに生息していますが
夜行性なので、日が暮れるとエサを求めて人家に侵入したりします。
湿気が家の中に停滞しやすい梅雨の時期に侵入することが多くなので
普段から除湿剤や床下換気扇を使用し
床下に湿気がこもらないように気をつけることが大切です。
排水管の漏れがないかチェックすることも重要でしょう。
また、エサとなるゴキブリが家の中にいるとムカデは家に侵入しやすくなります。
こまめに清掃を行い、食べかすや生ゴミを長期間放置しないようにし
ゴキブリも寄せ付けないようにしましょう。
ムカデの駆除は、専用の殺虫剤や
凍らせるタイプのスプレーを吹きかけることが一般的です。
また、家の周りが薬剤を撒けるような環境であるなら、薬剤を散布するのも良い方法です。
ペットを飼っているのならば、床下に使用することで効果を発揮します。
害虫は私たちの生活にとって不衛生なもの
大切な住居に対して被害を与えるなどさまざまな被害が考えられます。
このようなことからも、万が一害虫を発見した場合は
専門の害虫駆除業者に相談していくことがよいでしょう。
害虫駆除業者に相談後、その害虫に適した駆除方法で
しっかりとした駆除作業を実施してもらい、予防策をとるのが最善なのではないでしょうか。