コウモリが屋根裏に入っていくのを見た、フンが落ちているからなんとか追い出したい、
という方へコウモリ駆除の方法をご紹介します。
コウモリは鳥獣保護法により勝手に捕まえたり殺傷することはできません。
コウモリ駆除の対策としては忌避剤や忌避スプレーで追い出す方法で撃退することになります。
ここでは、コウモリ追い出しの方法についてご紹介します。
コウモリの生態と家にもたらす被害の内容
日本には34種類ほどのコウモリが生息していますが、
主に家屋に浸入するコウモリはアブラコウモリと呼ばれる種類です。
アブラコウモリは体長5センチほどの小型で、主に蚊やハエを食べてくれる益獣です。
しかし、コウモリは人間にとって有害な菌を持っていたり
怖い病原菌を媒介しますので危険な動物となります。
コウモリで困るのは家の屋根裏などに侵入してそこを巣にしてしまうことです。
アブラコウモリは小さいので1~2㎝の隙間があれば家に侵入することができてしまいます。
侵入されて棲み処されてしまうと菌がたくさん入った糞を家の中にされたり、
ダニやノミが発生したり、羽音や鳴き声による騒音の被害に遭う可能性があります。
特に糞には細菌がついていたり、
糞によって家屋が傷む原因にもなりますので早めの対策が必要になります。
コウモリ駆除の方法
上でもご紹介しましたが、コウモリは勝手に捕獲することはできません。
基本的に追い出して再び戻ってこないようにする、という対策をとります。
コウモリ駆除の方法は
①コウモリの巣になっている場所を特定する
②忌避剤でコウモリを追い出す
③コウモリがいた場所を掃除する
④侵入経路を塞ぐ
の手順で行います。
コウモリ駆除の際にはコウモリには危険な菌やダニ、ノミがいるので
マスク、眼鏡、手袋を着用して行ってください。
コウモリの棲み処になっている場所は下に糞が落ちていることが多いので
糞を目印に探すようにしましょう。
棲み処を見つけたら忌避剤でコウモリを追い出します。
簡単で効果があるのがスプレータイプです。
スプレーを噴射するだけで簡単にコウモリを追い出すことができますし、
手が届かない場所でも薬剤を届けることができます。
効果を長持ちさせたいならジェルタイプの薬剤がおすすめです。
コウモリを追い出した後にすぐに侵入口を塞ぐなどの対策ができない場合は
ジェルタイプがおすすめです。
ちなみに超音波は最初一時的な効果しか期待できません。
コウモリも途中で超音波に慣れてしまってまったく効かなくなってしまうことが多いので
こういったグッズはあまりおすすめできません。
その後なるべく早く糞を片付け、その場所を消毒します。
そして、侵入経路を塞げば完了です。
プロに任せた方が安心
屋根裏での作業は危険ですし、
衛生的にも素人には難しいのでコウモリの駆除はプロに任せた方が安心です。
特に糞が大量にある、コウモリの数が多い、というような場合にはプロに任せてしまいましょう。
コウモリは侵入経路をしっかりと塞がないと再び戻ってきてしまうこともありますので、
再びコウモリに侵入されないためにも業者に任せた方が安心です。
駆除費用は場所と被害の状況によって変わりますので、あらかじめ見積もりを取ってもらい、
撃退作業をしてもらうのがおすすめです。
見つけたら早めに対応を
コウモリ駆除の対策方法をご紹介しました。
コウモリは1回に産む子供の数は1~3匹と多くはないですが、
メスと子供を中心とした大きな集団で行動し、時には100以上の群れになることもあります。
コウモリの糞は細菌が含まれており、ヒトにとっては危険性が高いので
コウモリの糞を軒下で見つけたり、家の隙間にコウモリが入っていくのを見たら
すぐに業者に連絡するなど早めに対策するようにしましょう。