害虫駆除を自分たちで行う方法についていくつかご紹介します。しかし、自分たちで害虫駆除ができたとして、完璧に駆除できているか不安になるなら駆除業者を利用しましょう。害虫駆除のみならず、予防方法も教えてくれます。
ここでは、自分たちで行える方法に加え、害虫駆除の注意点もご紹介します。
害虫駆除と防除について
害虫駆除の方法についてご紹介する前に、害虫駆除についてお話ししておきます。駆除というのは、害虫を追い払うという意味です。一方、防除は防ぐ、排除するという意味、発見した害虫を退治しながらも次々に現れる可能性のある害虫を防ぐことです。
注意点について
害虫駆除を自分たちで行う場合の注意点について1点ご紹介します。それは、自分たちで駆除や対策できない害虫がいることを知っておくことです。例えば、以下のような害虫です。
*シロアリの駆除
自分たちで駆除が難しく、この場合には専門業者に依頼して巣(コロニー)ごと、まるまる駆除することが効果的です。正しい方法でない場合、建物そのものに被害が生じてしまいます。
*ハチの巣の駆除
ハチも害虫駆除を行うリスクがあります。オオスズメバチに刺されると、身体に毒がまわってしまい、生命の危険性もあるので、注意しましょう。こちらも害虫駆除業者に一任するのが望ましいでしょう。
*ムカデ
何の前触れもなく現れるムカデですが、一見すると自分たちで害虫駆除できるイメージです。しかし、噛まれてしまう可能性もあります。安易に近づかないように注意しながら正しい方法で駆除が必要です。
このように、室内に侵入してくる害虫によっては、専門業者に相談することをおすすめしたい害虫がいることに注意してください。
虫を判別しよう
害虫駆除を自分たちで行う場合、玄関、庭、ベランダ、室内外などに現れる害虫を判別しなければなりません。さまざまな虫がいるので、虫の大きさ、見つけた場所などから種類を特定しましょう。室内外で侵入しやすい害虫については、ムカデ、ダニ、蟻などをはじめ、以下も侵入してきます。
*ダンゴムシ
敵から身を守るためにカラダを丸めてダンゴ状になる害虫です。朽木、枯葉の下、ガーデニング用の石材の下などに生息し、腐食質をエサにします。
*チャバネゴキブリ
脱皮を繰り返して大きくなっていくゴキブリです。キッチンやトイレなどに現れる害虫で、ばい菌の温床となるキッチンやトイレなど、室内で発見されます。しかし、侵入口は屋外からです。生ゴミをエサにしています。
害虫駆除の方法
侵入してきた害虫を駆除する方法として、薬剤を利用します。家中に隠れている害虫をまとめて駆除したい場合には、くん煙剤を使用しましょう。部屋の隅々まで害虫駆除ができます。
この煙による方法は、ゴキブリ駆除におすすめです。夜行性のゴキブリは、普段隙間に隠れています。夜に退治できないのなら、部屋の隅々まで薬剤が行き渡る、くん煙剤を利用しましょう。
ほかにも、できるだけ殺虫剤や薬剤を利用したくない場合には天然成分タイプもあります。
害虫駆除したいものの、小さなお子さんがいたり、ペットを飼育しているなら薬剤利用を困難にするはずです。
そのような場合には、害虫の苦手とする天然ハッカ油を利用、害虫が侵入してくる場所に配置しておきましょう。
あるいは、化学合成成分を使用していないタイプなら、お子さんやペットがいる家庭にもおすすめできます。
害虫駆除方法については、
・家中に隠れている害虫をまとめて駆除したいのか
・出てきた害虫を駆除したいのか
・庭など屋外の巣まるごと駆除したいのか
・外から侵入させたくないのか
こうした目的別で害虫駆除の方法も変わってきます。基本的に、害虫を増やさない、侵入させないために、室内ならまるごと駆除しておきましょう。侵入経路になる屋外については、害虫が身を隠せないようにきれいに掃除しておきましょう。