近年、庭でガーデニングを楽しむ人が増えています。それにより害虫被害も少なくありません。虫は苦手だけど、草花や樹木は育てたい、そのような人に必見!
この記事では、害虫駆除に効果的な薬剤についてご紹介していきます。もちろん、ガーデニングをしている・していない問わず、不快な害虫が室内外に侵入してくる場合にも効果的です。
では、さっそく見ていきましょう。
害虫の種類について
まずは、害虫の種類について簡単にご紹介しておきます。
・植物につき、食べてしまい被害を及ぼす農業害虫。
・植物には被害を及ぼさないものの、不快さをあたえる不快害虫。
・シロアリなど、木材を加害する木材害虫
・ゴキブリなど、人に被害を及ぼす衛生害虫
このような種類の害虫が室内外にて発生しています。大量発生してしまい、手がつけられなくなる場合には害虫駆除業者に相談ください。
薬剤の種類について
では、害虫駆除の効果のある薬剤についてご紹介します。
接触剤
殺虫剤の大半がこの接触剤です。直接害虫にかけることにより効果がありますし、害虫の侵入経路に散布し、そこを害虫が通って触れた場合にも効果があらわれます。
食毒剤
散布した植物(エサ)などを食べることによって害虫退治できる薬剤です。
浸透移行性剤
通常、薬剤を植物に散布しても植物体内を移動しません。しかし、この薬剤は根や葉から吸収されると移動します。主に、家庭園芸用に用いられています。
その植物を加害した害虫退治に適しており、長期間効果が持続するのも特徴です。食害性・吸汁性、両方の害虫に効果があります。
誘殺剤
害虫が好むエサのなかに薬剤を混ぜるタイプで、エサのニオイでおびき寄せて退治します。
薬剤の選び方について
私たちが使用する薬剤については医薬品として認可されています。それと同じく、植物を加害する病害虫駆除については、効果、環境、人体への安全性などを確かめ、問題ない薬剤が登録されています。
したがって、登録番号の記載されている薬剤を選ぶようにしましょう。また、分かりやすいようにラベルに適用病害虫、使用方法、作物名なども記載されています。
それらを目安に、目的に合った害虫駆除用の薬剤を選ぶと良いでしょう。
さらに、目的によって選ぶこともポイントです。ひと口に薬剤といっても、害虫退治用の殺虫剤と病気治療用の殺菌剤に別れています。
また、広範囲の害虫(病気)に効く薬剤もあれば、特定の病害虫にのみ効く専門薬もあります。
害虫駆除・退治したい病害虫がどの種類になるのかによって効果のある薬剤が異なります。分からない場合には、販売店にて確かめてから購入しましょう。
ほかにも、散布面積や散布方法に違いもあります。たとえば、アブラムシを退治するにしても、スプレー剤のように手軽に使用できる製品もあれば、水に薄めて使用する製品もあります。
使い勝手や散布面積などを考慮しましょう。
薬剤を使わない防除について
害虫駆除といっても薬剤は使いたくない人もいるでしょう。たとえば、園芸を楽しむ場合には風通しを良くしましょう。
病害虫が発生しにくい環境を保ちます。また、水はけが悪いと土壌病害にかかりやすくなるので、土壌改良することもおすすめです。
植物を観察し、害虫を見つけたらトングなどで取り除きましょう。
まとめ
害虫駆除について大量発生したり、毒性のある害虫もいるため、手に負えないと分かった時点で害虫駆除業者に相談ください。
今回は、市販されている薬剤についてご紹介しました。害虫の種類によって効果がある薬剤は異なりますから、なるべくは専門業者に相談していただくことが安心安全かと思います。ぜひ、ご検討ください。