害虫駆除業者についてどれだけのことをご存じでしょうか。
害虫を駆除する仕事という、ぼんやりとしたイメージしか浮かばない…という方も多いでしょう。
害虫を駆除してくれる頼れる存在ながら、その仕事内容はあまり知られていないのも実状です。
そこでこの記事では、害虫駆除業者について分かりやすくご紹介できればと思います。
害虫駆除の仕事とは
雑菌もはびこる害虫の住処、そこに消毒剤をまいたり、ネズミやゴキブリ、ハチなどの害虫を捕獲、駆除、侵入防止に務めることを仕事にしています。
快適な生活空間を提供することをモットーにする仕事内容です。
害虫駆除の依頼を受けると、害虫の発生源や原因、被害状況を調査します。
その後、殺虫剤をまいたりトラップを仕掛けたりして、駆除対象の害虫に対応した業務に務めます。
害虫駆除を簡単に説明すると、有害な虫を「防いで排除する」ことです。
なお、害を及ぼす動物のことを「害獣」といいます。
そのような害獣を駆除する仕事を害獣駆除といいます。
害虫駆除に国家資格はあるの?
害虫駆除の資格のなかには、「防除作業監督者」という資格があります。
この資格は、建築物において衛生的環境を保つための防除業務の監督を行えるものです。
講習を受講し、試験に合格することで得られる国家資格になります。
仕事内容としては、害虫駆除作業そして監督です。
ねずみやゴキブリ、ハチなどの駆除を行います。
防除業務とは?
事前の生息状況を調査、点検し、それにより問題点を明らかにします。
その結果に基づいて、状況に見合った方法で防除を行う業務です。
防除という文字通り「防いで排除する」という業務になります。
薬剤処理はもちろん、発生源となる餌の除去や今後生息場所にさせないために清掃も担っています。
屋根裏、床下などにも潜り込み、糞尿の処理なども行います。
さらに、侵入防止対策(防鼠・防虫工事、修繕)の環境的防除も行います。
ですので、
・今いる害虫を退治する=害虫駆除
・今いる害虫を退治しつつ、これから発生したり侵入するであろう害虫を防ぐ=防除
という仕事内容になります。
防除作業監督者について
害虫や害獣は病原菌やアレルギーのリスクなどもあるので、そのリスクを防ぐためにも防除作業監督者は必要不可欠な存在です。
さらに、建築物の衛生的環境を保つことにも繋がります。
有資格者は業界からも高く評価されるので、未経験でも資格を取得しておくことは有利になり得ます。
経験豊富な会社に就き、技術とさらなる知識を習得することで、実績に繋がるでしょう。
なお、建物を対象として清掃、保守、維持管理についてサービスを提供する事業所からも求められる傾向です。
建物の消毒及び白ありなどの害虫駆除を行う事業所もあります。
就職や転職先に選ぶ方も増えています。
害虫の生体について深く知ることができるだけでなく、人の助けになれる「やりがい」ある仕事に誇りがもてる…そのような声も聞かれています。
業者によって未経験者歓迎という場合も少なくありません。
経験を積んでから資格取得を目指せるサポートを担う業者も多いです。
一人前に成長してから独り立ちすることも決して難しくないのもこの業界ならではです。
おわりに
いかがでしたか。
私たちの生活環境に不快な害虫は数多くいます。
その害虫を追い出したり、侵入を防ぐためには専門知識と技術をもった害虫駆除業者に任せることが安心できます。
今回の記事で、害虫駆除の仕事に少しでも関心をもってくださる方がいれば幸いです。
安心、安全な日々を過ごすためにも害虫駆除業者の存在を知っておくことをおすすめします。