近年、閑静な住宅街をはじめ、ネオン街でも発見されるコウモリ。住宅の屋根裏に侵入するケースも珍しくありません。
そこでこの記事では、害虫駆除のプロに依頼する前にできるコウモリ対策について解説します。駆除できる条件についても紹介しているので、最後まで読み進めることをおすすめします。
コウモリの生息環境について
洞窟内をねぐらにしているイメージのあるコウモリ。近年は住宅街で見かけることも増えています。その理由は、エサとなる昆虫が多く生息する場所だからです。
巣づくりに不便なく、ということから生息場所を水場、公園、電灯など虫が集まる場所にかえています。その結果、住宅の屋根裏も狙われている可能性があります。
昼の活動について
コウモリは夜行性なので、昼間はねぐらで寝ています。ねぐらについては種によって違います。大半は、洞窟、岩の裂け目、葉っぱや樹皮のなかにくるまって寝ています。
しかし、屋根裏や壁のなかなど、コウモリはいろいろな場所で昼を過ごすことが増えています。
侵入のサイン
コウモリは害虫をエサとしているため、益獣とした捉え方もできますが、フンなどによる生活被害をもたらすことがあります。
屋根裏から出入りしている姿を見かけることがあれば、早めに害虫駆除業者に相談しましょう。
また、家のまわりにフン(黒くて5mmほどの細長いフン)が落ちている場合にはコウモリが家に棲みついていると考えられます。
この場合も害虫駆除業者に相談することが望ましいです。
コウモリの駆除方法について
ここで注意すべきは、コウモリの駆除についてです。コウモリは「鳥獣保護法」が適用されている種類になり、捕獲ができません。
そのため、家に棲みついているコウモリを駆除するには、追い出す(撃退)だけになります。
コウモリの追い出しについて
侵入してしまったコウモリの追い出しには、いくつかの撃退方法があります。
・超音波
・忌避剤
コウモリには超音波が効果的だといわれていますが、超音波よりもスプレーやジェルを使った忌避剤や燻煙剤の方が効果的です。
というのも、コウモリの弱点はハッカなどの刺激臭だからです。これらのアイテムは、コウモリだけではなく、ネズミ、ゴキブリなどの害虫などにも効果的です。
コウモリを追い出して寄せ付けないように対処できます。しかし、何度も使用していると、だんだんコウモリが刺激に慣れてきてしまう可能性があります。そのため、害虫駆除業者に依頼することも検討してみましょう。
コウモリ駆除の相場料金
害虫駆除事業者に依頼すると、約8,000円〜30,000円の相場料金にて請け負うことが多いです。
ピンきりなので、駆除内容や保証について、口コミ評判なども比較することもポイントです。それらを総合的に見比べたり、相見積もりを取り、安心して任せられる事業者を探しましょう。
事業者に依頼してももちろん、「鳥獣保護法」により追い出すだけ、という内容です。しかし、舞い戻ってこない予防策も抜かりなく行います。
フン尿の被害もあれば、きれいに清掃作業まで行ってくれるので、衛生面も安心できます。使用する機材、薬剤についても人体や環境に安心安全性の高いものです。
そうした配慮もできるため、費用を比較したのち、依頼することをおすすめします。
おわりに
いかがでしたか。
害虫駆除業者に依頼する前にできる撃退方法もあります。しかし、野生動物なので決してムリは禁物。襲いかかってくる危険性もゼロではありません。むやみやたらに近づくことはしないように注意しましょう。
害虫駆除のプロである業者に任せることにより予防まで行ってくれるので、ぜひ、頼りにしてみてください。