夏場になるとどこからともなく室内に侵入しているゴキブリ。
その生態や行動を把握しておかなければ、ゴキブリの住処にされてしまいます。
この記事では効果的な害虫駆除・対策について解説します。
ゴキブリの生態について
ゴキブリの害虫駆除・対策について紹介する前に、ゴキブリについて知ってほしいと思います。
ゴキブリの種類
ゴキブリは国内では九州から中国地方西部など、比較的温暖な地域に約30〜40種類ほどが生息しています。比較的目にするゴキブリとして、
・チャバネゴキブリ(淡黄褐色で,前胸背面に黒い斑紋がある)
・クロゴキブリ(黒褐色)
・ヤマトゴキブリ(黒茶褐色で体表は光沢が少ない)などです。
ゴキブリが発生しやすい季節
ゴキブリは、暖かい環境でなければ生息しにくいため、夏場に育ちます。
大部分は冬期まで生き残れないものの、一部は翌年に産卵する繁殖力もあります。
ゴキブリの生態(環境)
ゴキブリは、夜行性です。また、温かく湿気の多い場所を好み、エサと水のある所で繁殖します。
天井裏、床下、排水溝などをはじめ、積まれている新聞紙や段ボールの間などは暖かいため、好みやすい環境です。
ゴキブリの侵入経路について
害虫駆除を行うためにはゴキブリの侵入経路についても確認しましょう。
ゴキブリは天井や壁などを這うこともできるため、あらゆる場所から侵入します。
一般的には外から侵入する害虫です。ゴキブリは少しのすき間があれば侵入でき、玄関口、ベランダ、通風口、窓周辺、排水管、換気扇などからが多いです。
特に、玄関、水回りが侵入経路になります。
ゴキブリの侵入予防法
害虫駆除の前にゴキブリを室内に入れない予防・対策について見ておきましょう。
もちろん、害虫駆除したのちも有効な方法です。
掃除をして清潔にしておく
ゴキブリのみならず、害虫駆除を必要にしない住宅は、掃除や整理整頓が行き届いている特徴があります。
コンロまわりの油汚れ、シンクの排水溝にたまった食べカス、飲み残しなどがそのままになっていないでしょうか。
こうしたエサと水にゴキブリが寄ってきます。また、シンクや洗面台の下の収納スペースなども、定期的に掃除しておくと良いでしょう。
侵入口を塞ぐ
内外、どちらの侵入口も板や養生シートなどを用いて塞ぎましょう。
また、玄関や勝手口など、出入口の扉には防虫ブラシを設置しておきましょう。
害虫駆除・対策について
殺虫剤
害虫駆除といえば、殺虫剤。効率が良くて効果も高めです。
ゴキブリはエサと水があれば住処にする生き物ですから、エサに似せた駆除剤を設置します。
コンパクトなサイズで冷蔵庫まわりを含めたキッチン、浴室まわりなど、比較的出没しやすい場所に殺虫剤を設置します。
もちろん、目の前に現れた場合には殺虫スプレーを噴射しますが、逃げ足が速いので、置型と併用しておくと安心です。
トラップ
害虫駆除としては追い出しを目的にしますが、捕獲したい、どの種類なのか確認したい、という場合にはトラップを仕掛けましょう。
粘着シートにくっついて捕獲できるタイプなら確認もしやすくなります。
ただし、生きている状態での捕獲なので、その後の処理に手間がかかります。
忌避剤
玄関のすき間には、忌避性の高い殺虫剤を散布。
外部から侵入できない対策や予防も必要です。人体に影響のない成分であるかを確認しておきましょう。
おわりに
害虫駆除については自分たちでできる内容に限界もあります。
そのため、害虫駆除のプロに依頼や相談することも一つの手です。
特にゴキブリは衛生的にも問題になるため、早めに駆除することをおすすめします。
もしも、小さなお子さんや高齢者、ペットとの暮らしであれば、安心安全に駆除できる方法にて退治してくれるでしょう。
各ご家庭により、効率的な方法を検討してみてください。